ショートトレードをやる前に確認すること

ショートトレードのルール

相場師朗氏の唱えるショートトレードのトレード手法をもとに、建玉操作が苦手な自分用に合わせたルールを決める。

  • 売りか買いのどちらか一方を本玉とした建玉操作を行い、反転したら手仕舞う。
  • 反転しても続ける場合は、一度手仕舞ってからエントリーしなおす。
  • ヘッジ以外の理由では両建てしない。
  • 基本戦略は逆張りで、移動平均線の向きと位置に注目
  • エントリーの成否が重要なので、エントリーは慎重すぎるくらいでよい。
  • 複数銘柄同時に扱えるので、間違ったと思ったら深追いせずに別の銘柄を探す。
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 ショートトレードとは

ショートトレードは、うねり取り、ショットガン投資法を含めた相場師朗氏が唱える三大トレード技術のひとつ。

この3つのトレードの特徴的な違いはトレード期間で、ショートトレードは、うねり取りとショットガン投資法の中間に位置する。

トレード期間の目安は長い順に、うねり取り、ショートトレード、ショットガン投資法の順になる。

ショートトレードの特徴

  • トレード期間は1週間から1カ月
  • うねり取りに比べて少額でトレードできる。
  • 複数の銘柄を監視しておき、チャートが型にはまったらエントリーする。

うねり取りとショートトレードの違い

うねり取りは、3カ月を目安としてトレードを行うが、ショートトレードは、1週間から1カ月を目安にトレードを行う。

期間が短いのは、基本的には上げか下げのどちらか一方向を取ったら手仕舞うトレードになるためで、ヘッジは別として売り買いの両建ての建玉操作はほぼなく、建玉はあまり積みあがらない。そのため、うねり取りに比べて少額でできる。

また、うねり取りの建玉操作の特徴でもある、下値での買いを背景に上値での売りを積み上げていくような長期トレードを見越した仕込みもないため、余力の限界近くまでトレードでき、限界になればすぐ手仕舞うこともできる。

少額でトレードでき建玉操作がシンプルなので、同時に複数のトレードを行うことができるのもうねり取りとは違う点。

うねり取りでも複数同時にトレードすることは可能だが、長期間で建玉操作が複雑になってくると落ち着いたトレードができず、今後の余力が十分に残っているか予測することも困難なので、未熟なうちは実際にトレードするのは1銘柄と決めておく。

売りか買いのどちらか一方に建玉を積んでいくようなシンプルな建玉操作のため、エントリーするポイントを見極めることが重要になる。エントリーの成功率を上げることがショートトレードの成功に大きく影響してくるので、利幅が薄いが比較的予測が容易な逆張りが基本となる。

その点、うねり取りは建玉の操作でどのようにでも持って行けるので、極論を言えばどこからでもエントリーすることが可能である。実際にはどこからでも入るわけではなく、エントリーしやすいところから入る。

比較的エントリーポイントを予測しやすい逆張り戦略のため、日足の逆張りに大きく影響を与える20日線と60日線の向きに注目してエントリーしやすいところを探っていく。

ショットガン投資法とショートトレードの違い

ショットガン投資法は1日から1週間のトレード期間を目安とした超短期トレードで、建玉の操作を行わない。そのため、エントリーが失敗すれば取り返しが効かない。その点、ショートトレードはショットガン投資法よりもトレード期間が長く、建玉を操作して途中で修正することもできるので、ショットガン投資法よりも勝率を上げることができる。

ただし、建玉の操作を間違えば傷口を広げるだけのため、建玉の操作が苦手なうちはエントリーで予想と大きく反した動きをした場合は、たとえ損切りになってもすぐに手仕舞うという決断もひとつの選択肢として入れておく。