Kyash の損益分岐点

Kyash お金

私が Kyash を使っているのは、ポイントを二重取りしてポイントの還元率を上げることがメインの目的ではなく、自分のクレジットカードの運用方法と相性がいいからです。

とはいえ、使い始めた理由はポイントの還元率高かったからであり、ポイント還元がメインの目的ではなくても収支がマイナスになるのなら、本格的に代替カードの検討も視野に入れることも考えるつもりです。

Kyash 使う理由は別の記事で書いているのでそちらを参考にしてください。

2種類のアカウントと3種類のカードタイプ

Kyash はアカウントとカードの種類によって、ポイントの還元率や利用上限額が変わってきます。

マネーアカウントとバリューアカウント

マネーアカウントとバリューアカウントの違いは本人確認をしているかどうかの違いです。本人確認していればマネーアカウント、本人確認していなければバリューアカウントになります。

結論から言えば、マネーアカウントを選ぶことをお勧めします。

ポイント還元については、クレジットカードからの自動入金がメインの使い方になると還元率は変わらないので、どちらのアカウントでも特に差はありません。利用上限額は、人によって差は出てくると思いますが、一般的な生活をしている分にはバリューアカウントの月額12万円が上限でも許容範囲の金額にはなります。

それでもバリューアカウントではなく、マネーアカウントを選ぶ理由は、不正補償制度がマネーアカウントしか対象ではないからです。

3種類のカードタイプ

カードの種類には、カード発行手数料が900円の Kyash Card、300円の Kyash Card Lite、無料の Kyash Card Virtual の3種類のカードがありますが、実店舗での使い勝手にメリットを感じている私としては、リアルカードがない Kyash Card Virtual を選ぶ理由はありません。

そうなると、Kyash CardKyash Card Lite のどちらが選択肢になります。ポイント還元率は 0.2% で月間還元上限は100ポイントとどちらのカードも同じなので、この二つを選ぶポイントは、3Dセキュアの有無と利用上限額になります。

ネットでの決済時に3Dセキュアの入力を要求されることがあるので、3Dセキュアを使えない Kyash Card Lite だと、ネットでの決済に利用できない場合あります。Kyash Card は3Dセキュアを使えるので、ネットでも実店舗でもほぼ問題なく利用が可能です。その辺の利便性をどう考えるかで、選択肢が変わってきます。

利用上限額だけで考えれば、クレジットカードの利用額が毎月15万を超えていますって人以外は Kyash Card Lite でいいと思います。

Kyash の損益分岐点を考える

これまでの条件を整理して、Kyash を利用しないことも選択肢に入れて損益分岐点を考えてみます。

Kyash CardKyash Card Lite
1回あたりの決済限度額30万円10万円
1ヶ月あたりの決済限度額100万円15万円
カード発行手数料900円300円
3Dセキュア
Kyash Card と Kyash Card Lite の比較

Kyash の損益分岐点を考える上でポイントとなるのは、カード発行手数料とポイント還元率になります。

そして、損益分岐点のもうひとつの隠れたポイントになるカードの有効期限。Kyash Card Lite は、5年間の有効期限のほかに、累計利用限度額は 100万円というのがあります。

Kyash Card の損益分岐点

カード発行手数料が900円なので、900ポイント貯めれば元が取れる。500円毎に1ポイントなので、切り捨て分も考慮して、平均600円くらいで1ポイント付くと仮定すると、およそ54万円分の利用で損にはならないと考えることができます。

これを月額の利用金額で考えると、月平均およそ9,000円以上使うなら Kyash Card を使っても損はないと考えてよいでしょう。

Kyash Card Lite の損益分岐点

カード発行手数料が300円なので、300ポイント貯めれば元が取れる。同様に平均600円で1ポイント付くと仮定すると、およそ18万円分の利用で損にはならないと考える。

これを月額の利用金額で考えると、月平均およそ3,000円以上使うなら Kyash Card Lite を使っても損はないと考えてよいでしょう。

Kyash Card と Kyash Card Lite の損益分岐点

5年以内に100万円以上の金額を利用するとなると、Kyash Card Lite はカードの再発行が発生するので、カード発行手数料は実質600円になってしまいます。平均600円で1ポイント付くと仮定すると、118万円以上の利用が Kyash CardKyash Card Lite の損益分岐点になってきます。

これを月額の利用金額で考えると、月平均およそ20,000円以上使うなら Kyash Card を選んだ方が得と考えてよいでしょう。実際のところは3Dセキュアの恩恵を受けることで使える機会が増えるので、Kyash Card の方が還元されるポイントは増えることが予想されます。

どちらを選んでもおそらく損するほどの無理な金額ではないと思うので、カードを作るのが面倒という理由さえなければ使わないという選択肢はないと考えています。

あとは、3Dセキュアの利便性にどれだけ価値を考えるかと、ネットでのカード決済の利用頻度や利用金額によって、Kyash CardKyash Card Lite のどちらを選べばよいか決めればよいと思います。ただし、月平均20,000円を超えるようなら Kyash Card を選ぶことをお勧めします。

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